水石、山水石へのお誘い | |
ここは、何処でしょう? | |
揖斐川石【深遠】の中に、輝く[ひかり]の世界が… | ||
ある友人がこの写真を見て【神々のすむところ】と言いました。 | ||
水 石 | |
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Suiseki, Sansuiseki Heno Osasoi | |||||||||||
目 次 | |||||
1_山 水 石 [伝承石]に始まり水石、山水石の将来は? | |||||
2_序言と大八洲 瀬田川の産。梨地肌の真黒石。抜群の川擦れしていて、素晴らしい曲面で包まれています。 | |||
3_大和 これも瀬田川の産。底部を含み全部天然のまま。 | |||
【本 論】 水石なるジャンルの石は… | |||
ここから本論が始まります | |||||||
4_遠 近 感 石を見るのは二つの眼球ですから視覚について考えを進めます。 | |||||||
5_山水石を見る 石を見下ろして鑑賞します。見下ろして、あの高い山を感じられるには? | |||
人に観て貰うものは | |||||||
6_左右の「逃げ」 左右に長い山水石で、両端が後方に逃げている事を[逃げ]と言い、逃げは歓迎されません。 | |||||||
7_一つの実験 カメラのレンズに高さを石に底面の高さに合わせて、石に正面からと裏面からと撮影。 | ||||
8_逃げを感じること 石に逃げを感じる理由は、石を上から見下ろして鑑賞するからです。 | |||
9_石を鑑賞する状態 石を鑑賞する時は、地板または卓などの上に載せます。これらは空間を感じさせます。 | |||
人は興味を持った物を注視します。この時視野角度は狭くなり、視界中心部の印象が強く残ります。注視によって強く残った中心部の印象は、石の中心に集中している感じを与える[かたち]を好ましいと思う結果を招きます。 | |||||
11_集・中心的の具体例 石の中心に集中している感じを与える[かたち]の具体例。 | |||
12_平野を持つ石1(土坡石)山水石には山を感じるのみでなく、主に平野を感じるものがあります。 | |||
13_平野を持つ石2(段石) 平野を感じるものの中で、何故か段になっているものが市民権を持っています。 | |||
14_集・中心的の意味 集・中心的かたちの石の写真をコンピューターで変形させ集・中心的でなくしました。 | |||
平野の役目は | |||||
15_平 野? 山水石を考えるに[平野]を人はどのように感じてきたかを考えます。 | |||||
16_平野の纏め 平野を足下に平に広がり、遠くに真っ直ぐな地平線を持った平面と感じているのです。 | |||
おおかた下の方向に視線を定めて人は歩き、歩いている人の眼の視野の隅で高い建物と山々はどう見えている? | |||||
18_立ち石 殆どの山水石は横に長くなっています。縦に長い石は何に注意したら良いのでしょうか。 | |||||||||||||||||
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19_深山 上部の主峰の頂点あたりを叩くと金属音を発し、硬い様子がうかがえます。 | ||||||||||||||
20 _愁風 溜まり石とは、[水が溜まる石]の意味。言ってみれば湖のようなものを… | ||||
21_雨宿り この石は、上下をひっくり返すと何と山形の一種になります。右の写真15がそれです。 | ||
22_深遠 この格好は人間技の及ぶものではありません。全く不可解なかたちの石です。これは表紙の石です。 | ||||
23_庄屋 屋根の芯が 明確で、ひさしが真っ直。茅舎としての雰囲気抜群。私が持っている茅舎ではこれが最高。 | |||
24_文明開化 当時に出版された本に[文明開化]なる銘で掲載されていて、銘は故・小林宗閑さん。 | |||
25_花舞 前から【サバ菊】が手に入ると思っていなかった私は、これを買えて幸せ。 | |
26_座馬 誰が見ても、馬に見えることと、何となく若い馬に見えるのが良いです。可愛いので… | |||
27_瑞稜 瀬田の真黒の感じは、瀬田独特のもの。それは、硬質であり、高密度を感じさせています。 | |||
28_悟空峰 孫悟空しか登れない山とみて【悟空峰】と銘じました。右側の低い方の峰を主峰と見ています。 | |||
29_白倉谷の石 揖斐川町の上流に白倉谷なる谷を持つ山から揖斐の青黒石が出てきたという説があります。 | |||
30_大観 稀代の名品ではないかと、ほくそ笑むことがあります。今も私の枕元がこの石の住所です。 | |||
31_員弁自採石 川に降りてすぐに、足下の砂の中に埋もれた質の良い石を見ひっくり返したら、この山でした! | |||
32_光悦 何でもない河原に転がっていました。石探しに疲れて車に帰る時に足下にあるのを発見。 | |||
33_枯れ瀧 底は真っ平らで座りもこのままの姿。拾った時はまだこの石の良さがわからなかったようです。 | |||
34_萌 去年(2003年)揖斐川で発見。山の格好が良いと台に載せて貰いました。 | |||
35_探石第一号 この緑を主体にしたこの質が、土岐川・庄内川には珍しいと私は思っています。 | |||
36_高溜り 台は、浜松市の鈴木さんです。鈴木さんは洒落た感じの台を作って戴けます。 | |||
37_武蔵岳 蟹真黒らしきところもあり、また別の質のところありで、実にユニークな格好をしています。 | |||
38_松川山 それでも、それでもと歩いていたら、足下にこの石があるではありませんか!驚きです。 | |||
39_庄内黒石 庄内の真黒石とは、梨地肌が全てと思われていますがこの石は違います。その上、硬質です。 | |||
40_久遠 良い格好をしています。沢山の庄内川石の切断をしましたが、この石以後庄内川石の切断はしていません。 | |||
41_主部 副部 主峰側が地面に踏ん張っている格好をしていれば、副峰側は浮いていても平気のようです。 | |||
42_招月 瀬田川では、この石のように変化の多い石を何故か[蓬石]と言います。 | |||
43_崎橋 大変な硬質で叩くと美しい金属音を発します。昔は、揖斐川にもこんな質の石があったのです。 | |||
44_香流 名古屋市に[香流]と書き(かなれ)と読む川と町があり、美しい響きなのでこの石の銘にしました。 | |||
45_飛台 天空台 上部の平面を支えている平面の下部のおもむきに、変に魅力を感じるのは、何故でしょう。 | |||
46_小宇宙 これを展覧会に出品すると、評判が良いです。見どころが多様で、視線がさまようからでしょうか。 | |||
47_豹点 据わり良く、洒落た感じで気に入っています。台に載せない方が締まった様子で、素晴らしいです。 | |||
48_天空 山水石の何形と言う分類に入りませんが、何か自然の風景の感じがしていいです。 | |||
49〜54_矢合川 三重県四日市市の近くの川です。個人的に一時夢中になり石を得ています。ご覧ください。 | |
後半は[空と雲を入れた写真集]です。 | ||
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