主 部 副 部
写真27の員弁川の自採の石で「主峰側が地面に踏ん張っている格好をしていれば、副峰側は浮いていても平気のようです」と書きました。
このお話を、実例を見て戴きながら、説明したく思っています。
まず、最初に主峰が地面に踏ん張っている必要に就いて、すこし追ってみます。
この二つの石を見てください。
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佐治川石【蓬 莱】
[左右14cm]
【員弁川石】
左側の員弁の石は、主峰の下の部分の石がありませんから、台を足して貰いました
しかし、矢張り、右の佐治の石にはかないません。
石中央部の変化など員弁が良いようではありますが、安定し落ち着いた趣で見る人に好まれるのは、明らかに佐治です。
このように、主峰の下部の踏ん張りは大いに、大事なものであると考えるべきです。
次の二つの石の右側の員弁石は、このテーマ、つまり[主峰側が地面に踏ん張っている格好をしていれば、副峰側は浮いていても平気のようです]の結論に至る契機になった石です。
【員弁山形石】
【揖斐山形石 】
員弁自採文へ
ご覧のように員弁山形石の副峰の先端が、このように浮いていても、何の不都合も感じません。
従って、左の揖斐の石を、関市の石好きのお方の家で発見し、同じ様子の台を付けて貰いました。
私は、この揖斐川の石を格好良いと満足しています。
つまり、主峰の下部が確実に地面に安定していれば、副部は浮いていても問題はないらしいと言っています。
そうであれば!と言う訳で、次の41_【招月】から47_【豹点】までの石をみて戴きたく思っています。