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[左右31cm]
表紙を飾るこの石は、本文写真16で【深遠】と銘じています。
私の所有する石の中で最も不思議な格好をしています。
この写真で見える左側の柱は、写真ではあまり定かにわりかりませんが、実際には大変に薄いのです。
どう見ても硬質でありますが、よくぞこの薄さで天井の橋を長年大自然の中で保ち得たのだと不思議です。
天井に確かに川擦れが認められます。
この天井と右の柱の下と左の壁の下(この写真では見えていません。本文写真16では見れます)にのみ川擦れが見え、それ以外はガリガリ肌です。
大昔に川が流れていたらしい田畑を掘り起こして泥の塊の中にあったとのことですが、ガリガリ肌と川擦れ肌が混在していて、壊れなかった事は何とも幸運です。
どう考えても、どうしてこの格好を保てたかは依然誠に不思議です。