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[左右45cm]
【豊壌】と銘じたこの石は瀬田川の産。我が家で一番重量のある石です。
京都に住む石好きの人に譲って貰いました。彼の話では、平成10年頃に瀬田川の底から、潜水した人によって上げられた石とのことです。
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瀬田川の河原に石の姿がなくなって久しいですが、現在も潜水によってこのような石が我々の目の前に現れています。私の所有する石では、この【豊壌】と前に出てきました【招月】及び【招月雲入り】が比較的近年に潜水によって出てきたものです。
この石の肌はご覧のように典型的な梨地肌です。よく見ると部分的に金梨地肌があります。この写真で見る頂点の部分がそれです。
この石に見られるように梨地肌を金色に変えるのは瀬田川の水質、つまり水に混じっている物質の何かであると考えて構いません。
この金色に石を変える水質は、琵琶湖のどこかにあると言う人がいました。理由は、そのあたりに金梨地肌が集中しているからと聞かされました。
その場所はそのお方の秘密らしく、教えて貰えません。
しかし、瀬田川の深部にも似た水質の場所があるらしいことをこの石は語っています。
また、金梨地肌ち言いましても、【大和】のように虎石を基本にした梨地肌もあり、結果として[金色の梨時肌 ]になっているものもありますから、 一概に水質の為せるものであると決め付けられないと言うのが本当でしょう。色々な面で考えて【大和】の肌は異色ですから、まあ例外と致しましょうか…