矢 合 川 石 6
矢合川石 No.6
[左右26cm]
この石は矢合川石を歩いて渡っていたときに、足先に何か感じて拾い上げたもの。
名古屋にあった店・奈古埜の店主が滅法気に入っておられました。
しかし、これも瀬田川で見ない色・茶色をしています。
しかも梨地肌でです。
何も瀬田川に似ている必要はない訳ですから、これでいいわけです。
これは川の中から得られたものですが、ワイヤブラシで擦ったら大量の土埃が出ました。
これもほかの石と同じくどこかに、軟らかい曲線を感じます。
矢合川石が瀬田川石と似ているかどうかは別にして、庄内川石とは生成と歴史が違う感じがしています。
一見似た様子の庄内川石が質において、また、生成の歴史において違うと感じられるのは興味深いものがあります。
私は個人的にこの矢合川石の方を好んでいます。