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[左右49cm]
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揖斐の石です。底部は切断していますが、素敵な石と思っています。
揖斐の石で最高の質は“青黒”となっています。
揖斐の青黒石は乾いた時に濃い緑を基調にしているのが普通です。
しかし、この石は紺色を基調にしていて珍しいものです。
つまり、揖斐の石で他に見たことのない質です。
京都の九十九会で奥の床の間を飾りました。
この2間もあろうかと思える広い床の間に飾り、この石が持つ存在感に、初めてこの石の真価を発見した思いがしました。
底部切断の石が陥り易い[細い感じ]はありませんでした。
確かに、展覧会に出品して初めてわかる真価もあると私は改めて感じました。
かくして、銘は【泰山】となりました。