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[左右39cm]
これは本文の写真9の【金剛】です。
お店で見た時は、油が塗ってあったのかベタベタした感じで真っ黒。真黒石かと思っていました。
家に持って帰り庭に放置し、2年くらい雨にあたった後に、茶色を基調にした一種の虎石であることが判明しました。
石の色を濃くしたい思いで、石に油を塗るとか、熱して蝋を塗り込む人がいます。
実は私もこうした事をするのが結構好きです。
ご存知かも知れませんが、石に塗った油、蝋を除去出来る洗剤はありません。
石の表面は川で擦れて滑らかに見えますが、恐らく顕微鏡で見れば細かい穴があいていて、その穴に入った油が取り難いのです。
これを除去できるのは長年の風雨だけです。
この石は、[水石入門マニュアル]なる出版物の庄内川石の紹介の項目に掲載されていますから、ご存知のお方もあるかと思います。
[水石入門マニュアル]なる出版物に掲載されているこの石の写真は、九十九会に出品した時に撮影されたものであろうかと思っています。