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[左右34cm]
本文写真12【深山】です。
この写真を見て、多くの人が槍ヶ岳みたいと言います。
この石も、よく見ると実に不思議な格好をしています。
まあ我々石を愛好するもの達に好まれる石とは、 普通あり得ないような難しい格好の石であり、石の仲間から見れば「出来損ないの異端者」でしょうか。
この石は川で擦れたように見えません。
この格好はどのようにして出来たのでしょう?
主峰と副峰の先端は鋭く尖っています。
菊石の菊の部分は、一般に石の塊の中で「ほぼ球形」になっているものであると聞きます。
するとこの石の表面に現れている菊の紋様は、地球上で出来た時に「石の塊の中で球形の放射状態」であった結晶の集まりが、その後に何かの力のよって石の表面に出て、塊の約半分が削り取られ、菊の紋様になったのです。
まあ、何と不思議なことでしょうか。