矢 合 川 石 5
矢合川石 No.5
[高さ14cm]
これも現地に着いたら雨で川に入れないから、堤を歩いていて堤の途中にあるのを発見したものです。
最近の矢合川は護岸工事が進み、道路も舗装され地上での石の発見は期待できません。
色合いは茶色でこの手の石は瀬田川には見られません。
この川には瀬田川にない石も沢山あります。
これもその一つです。
でも不思議にどこかに瀬田川石の雰囲気は持っています。
本文で平野を持つ石の話題の時にこの石を載せようかと思いましたが、何となく他の石になってしまいました。
この石は写真であまり明確に分からないかも知れませんが、上部が手前に出ていて重心は可成り前に来ています。
よくぞこんな小さい台で立っているものだと思います。
台製作は鈴木さん。最初出来たときに前に倒れたのを、『こんなのわけないよ』と云いながら台の中を削って立つようになりました。
あれから20年くらい経ちますが、今でも問題なく立っています。
専門家というものは不思議な技術を持っておられるものです。
なお、出来れば[雲入り写真]をご覧ください。[中村東鶴さん]のお話が出てきます。