花   舞

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【花 舞】写真19 

[高さ18cm]

 

名古屋市にあった浅井さんのお店で買いました。

 

買ったときにはこの姿で台に載っていた訳ではありませんでした。

 

菊石の専門家は、石を台に載せる時には、第一にも、第二にも、花がよく見える事が条件であるようです。

 

前から【サバ菊】、殊に【キバ】が欲しかった私は、これを大喜びで買ってしまいました。

 

山水石をスタートにしてきた私は、日を経るに従い、その台の格好に不満を感じるようになりました。

 

あれこれいじっている間に、この格好を思い付いきました。

 

本人としては、この格好に大満足で、上等な桐の箱に入れ、特別扱いをしています。

 

【キバ】と言われる菊石で、[かたち]のあるものにお目に掛かれることは、滅多になく、昔、名古屋にあった名古埜で大変な高価であったので、手が出なかった口惜しい思い出があります。

【キバ】は、山水石を好む者には、菊石の中の一つの雄です。

            

 

 

 

次は、石の表面に何か人に訴える紋様が出ている[紋様石]を一つ見てください。