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[左右36cm]

 

本文写真21【瑞稜】として載せています。

 

本文でも触れましたが、この石の黒さは瀬田川石独特の深みを持っています。

 

写真で表現できていないのが残念です。

 

正面見付けやや右に山の頂点から降りてくる稜線があります。

 

この降りきった辺りが出っ張っていて、左右が後ろに下がっていますから、左右が[逃げ]になっています。

 

それにも拘わらず、この石の[逃げ]を気にした人は一人もありません。

 

本文で細かく述べたものの、[逃げ]の問題を、まだ説明し切っていないのかも知れません。

 

或る言い訳を試みるならば、この石の両端が力強く踏ん張っているかとは言えますが、先ずは反省。

 

一般に[逃げ]とは気になる場合と気にならない場合があり、気になるか気にならないかに注意しましょう。